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逆上がりができない原因は腕力だけじゃない!

現役指導者が解説

「うちの子、逆上がりがなかなかできない…」
「やっぱり腕の力が足りないから?」
「公園で練習しているけど、全然回れない」


保護者の方から、よくこうした相談を受けます。


逆上がりができないと、「筋力がないからできない」と思われがちですが、実際には腕力だけが原因とは限りません。


もちろん、体を鉄棒に引きつける力は大切です。


ただ、現場で子どもたちを見ていると、逆上がりができない理由はそれ以外にもたくさんあります。


東京都多摩市で体操教室「ベアスポーツスクール」を運営し、日頃から子どもたちに鉄棒を指導している立場から、逆上がりができない原因と上達のポイントを解説します。


逆上がりができない一番多い原因は?


逆上がりができない子に多い原因のひとつが、


回ろうとしているのに、体を反ってしまい、目線が後ろを向いていること


です。


この状態になると、足が上に上がってきません。


本人としては「回ろう」と頑張っているのですが、目線が後ろにいき、体が反ってしまうことで、足を振り上げる動きがうまく回転につながらなくなります。


逆上がりは、ただ勢いよく蹴ればいいわけではありません。


体の向きや目線、足の上がる方向が合っていないと、なかなか成功しません。


逆上がりは腕力だけではできない


逆上がりというと、「腕の力が必要」とよく言われます。


これは半分正しくて、半分は違います。


たしかに、体を鉄棒に引きつける力は大切です。


実際に、勢いがあまりなくても、力だけで回れてしまう子もいます。


ただ、多くの子にとっては、それだけでは不十分です。


逆上がりには、次のような要素が関係しています。


  • ・鉄棒を握って構えたときの足の位置
  • ・腕を曲げて胸を鉄棒に近づけられているか
  • ・足を振り上げる勢い
  • ・足を上げる方向
  • ・足が真上に上がったときに、回転方向へ足を下ろせるか


つまり、逆上がりは「筋力だけの技」ではなく、正しいポジションと動きのコツが合わさってできる技です。


指導のときに最初に見るポイント


ベアスポーツスクールで逆上がりを指導するとき、最初に見ることが多いのは次の2つです。


1. 足のポジション取り


鉄棒を握って構えたとき、足の位置が合っていないと、うまく勢いを作れません。


スタートの位置がずれているだけで、その後の動きが全体的にやりづらくなることがあります。


2. 腕を曲げて胸を鉄棒に近づけているか


逆上がりが苦手な子は、構えた段階で腕が伸びたままになっていることがあります。


この状態だと、体が鉄棒から離れやすくなり、回転しにくくなります。


逆上がりでは、最初の構えの時点で、ある程度胸を鉄棒に近づける意識がとても大切です。


ちょっとした修正で急にできることもある


逆上がりは、練習量だけでできるようになるとは限りません。


むしろ、間違ったやり方のまま何度も練習してしまうと、うまくいかない動きが癖になってしまうこともあります。


実際の指導でも、

  • ・足の位置を修正する
  • ・腕を曲げて胸を近づける
  • ・足を振り上げる方向を整える
  • ・足が上がった後に回転方向へ下ろす感覚をつかむ


といったポイントを修正したことで、急に回れるようになる子は少なくありません。


逆上がりは、「できない子」と「できる子」で大きな差があるように見えても、実際には少しのコツの違いで成功につながることがあります。


公園や家庭で練習するときの考え方


公園や家庭で練習すること自体は悪いことではありません。


ただし、無理なやり方や危険な方法は避けることが大前提です。


保護者の方に伝えたいのは、


「とにかく回数をやればできるようになる」と思いすぎないこと


です。


逆上がりは、ただ何度も繰り返せばできる技ではありません。


大事なのは、正しい形やポイントを意識できているかどうかです。


もし練習していてもなかなか上達しない場合は、

  • ・立ち位置は合っているか
  • ・腕が伸びきっていないか
  • ・胸が鉄棒から離れていないか
  • ・足を後ろではなく上に振れているか


といった部分を見直してみると良いでしょう。


逆上がりができない子と保護者の方へ伝えたいこと


逆上がりができないと、子ども本人も保護者の方も焦ってしまうことがあります。


ですが、逆上がりは


正しいポジション取りとコツさえつかめば、できるようになる可能性が高い技


です。


だからこそ、「うちの子は筋力がないから無理」と決めつけなくて大丈夫です。


逆上がりが苦手な子の多くは、筋力だけではなく、構え方や目線、足の振り方など、いくつかのポイントがうまく噛み合っていないだけのこともあります。


できないことに対して焦るよりも、


「どこを直せばやりやすくなるか」


を見つけてあげることが大切です。


ベアスポーツスクールでは一人ひとりに合わせて指導しています


東京都多摩市のベアスポーツスクールでは、少人数制で一人ひとりの動きを見ながら指導しています。


逆上がりひとつとっても、

  • ・足の位置が原因なのか
  • ・胸の引きつけが足りないのか
  • ・足の振り上げ方に課題があるのか
  • ・タイミングが合っていないのか


子どもによって原因は異なります。


そのため、「みんな同じやり方」ではなく、それぞれの子に合った声かけやサポートを行っています。


「学校の鉄棒が苦手」
「何度やっても逆上がりができない」
「コツをつかませてあげたい」


そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。


まとめ


逆上がりができない原因は、腕力だけではありません。


もちろん体を引きつける力は大切ですが、

  • ・足のポジション
  • ・腕の使い方
  • ・胸と鉄棒の距離
  • ・目線
  • ・足を振り上げる方向
  • ・足を下ろすタイミング


など、さまざまな要素が関係しています。


特に、体を反ってしまって目線が後ろにいき、足が上に上がらないというのは、よく見られる原因のひとつです。


逆上がりは、正しいポジションとコツをつかめば、できるようになる可能性が十分ある技です。


なかなかできずに悩んでいる方は、筋力不足だけで片づけず、ぜひ動きのポイントにも注目してみてください。


監修・執筆

べアスポーツスクール代表 檜山和真

元体操競技日本代表


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